せいろの香り臼の重み
かまどは錆て 薪は高価
山の恵みそのままに
面倒なこと忘れてしまった
もろぶた干して あずきも洗う
甘さは控えめな方がいい
杵先削り 臼を洗い
薪の火力に任せよう
そのひとコマを忘れられずに
子供は走る堂の裏
猫は逃げる縁の下
杵を振りあぐ若者は
合いの手入れて 声かけ合って
もろぶた干して よもぎを摘んで
山の香りが心地いい
杵先削り 臼を洗い
薪の火力に任せよう
そのひとコマに想いを寄せて
4/12(日)の花まつりで予定しているもちつきのため、2/8(土)もちつきの予行演習を行いました。思っていたよりたくさんの方にお越しいただきました。
きいてみると以前はほとんどの家で行われていたおもちつき。人手が減り、道具の管理も難しくなり便利なもちつき機に代わり、現在はお店で購入するのが一般的です。
私自身も同様でしたが、家族親戚が集まって賑やかだった昭和の頃を懐かしく思い出します。
もちつきには老若男女あらゆる世代が活躍出来るという魅力があります。薪やかまど、せいろを手入れする男衆、洗練された手順を知っている老人、力自慢の青年、食べてはしゃぐ子供、餅を揉んで切り、丸め、もろぶたに並べる女性陣。
もちつき機と比べ数倍手間のかかる昔ながらのもちつき。必要な仕事がたくさんあるので、とにかく人が必要です。ということは活躍の場が同時多発的にあちらこちらに生まれます。
もちつきの効用は手間がかかること。今この手間を楽しんでみたいと思っています。
おととい餅をついたのに、まだぜんぜん食べ終わっていないのに、早くも餅をつきたくなってきました。クールダウン、クールダウン。
おもちつきよ 永遠に。
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※2/15のおべつじは前日の2/14に
変更させていただきます。